資産運用

【徹底検証】資産運用で元本保証される金融商品はあるのか?

こんにちは、マネエビス編集部です。

資産運用をはじめたいけど、元本は減らしたくない

こういう声をよく聞きます。

資産運用を検討しているということは、将来のために資産を増やしていきたいと考えているのですから、気持ちはよく分かります。投資元本は、絶対に減らしたくない大切なお金ですよね。できれば元本保証がある投資をしたいものです。

本当は元本保証の投資ってあるんでしょ?

という疑問もよく耳にします。こうした疑問に対し、資産運用や投資の経験者は

リスクのない(=元本保証がある)投資は存在しない!リターンにはリスクが付きもの!

という正論っぽいことを言ってしまいがちです。一般常識のように語られてはいますが、本気で調べてみたという方は多くないはずです。

そこで今回は、元本が保証された資産運用はあるのか?というテーマで解説したいと思います。

「資産運用」を定義する

元本が保証された資産運用はあるのか?を考える前に、資産運用とは何なのかを定義したいと思います。

資産運用とは「お金を投じてお金を増やすこと」です。

「株に投資して◯◯万円儲けた」「年間◯◯万円の配当金を受け取った」「金利が◯◯%ついた」といったように、お金を何らかの対象と交換して経済的なリターンを得ることを資産運用と呼ぶこととします。

したがって、次のようなケースは資産運用と呼びません。

  • 一生懸命働いて給与がアップした
  • 財産を相続や贈与でお金を受け取った

どちらもお金は増えていますが、給与アップのために投じたものは自分の労働時間(時間とお金の交換)であること、相続や贈与はそもそもお金を投じないケースであることから除外します。

なお、宝くじやギャンブルはお金を投じてお金を増やすことを狙うものですが、言うまでもなく元本は保証されません。

元本保証された資産運用はあるのか?

いよいよ本題です。資産運用(お金でお金を増やす)で元本保証は成立するのでしょうか?

資産運用その1.国債は元本保証される?

まずはじめに、安全資産の代表格である国債を見ていきましょう。

国債には金利と期間に応じて「固定3」「固定5」「変動10」という3つのタイプがあります。金利が固定金利なのか変動金利なのか、期間が3年、5年、10年のいずれかによってタイプが分かれています。

国債を購入するということは政府へお金を貸すということです。借り主は政府ですから安全性は高そう(返済してくれる確率は高そう)です。では、国債は元本保証かと言えば、決してそうではありません。政府が財政破綻してしまうと国債は償還されません。つまり投じたお金は返ってきません。

財政破綻とは、借入金の返済(ここでいう国債の償還)や新たな資金調達ができなくなる状態を指します。日本政府についていうと、これまでは財政破綻して国債を償還できなかったことはありません。それは日本の財政が優秀であるわけではなく、新たな借金や財源をつくってなんとか運営しているに過ぎず、企業で言えば赤字経営を借金で回しているような状態です。

これまでは国債の元本割れがなかったからといって今後も元本が保証されているということにはなりません。起こってもらっては困るものの、政府が財政破綻した場合は国債は元本割れすることになります。

国債は元本保証ではない

ちなみに債権には国債のほかに地方自治体が発行する地方債や、企業が発行する社債があります。地方債や社債も元本保証された金融商品ではありません。

資産運用その2.株式は元本保証される?

株式投資はどうでしょうか?お察しかと思いますが株式も元本保証はされません。株価は刻一刻と上下に変動します。当然投資した元本を下回ってしまうことがあります。

株式も元本保証ではない

元本保証こそないものの、株式は20年以上の長期スパンで見れば年利5〜8%ほどパフォーマンスを上げてきたことが知られています。あくまでも過去の実績ですが、下落のリスクを受け入れつつ長期で運用すれば株式投資は一定の利回りが期待できるのです。

株取引の流れを知ろう!株式投資のはじめ方はとっても簡単これから株式投資をはじめる初心者向けに取引全体の流れをわかり易く解説しています。細かい内容にとらわれず証券会社の選び方や口座開設方法など取引の全体感を理解するための基礎知識としてご覧ください。...

資産運用その3.銀行預金は元本保証される?

株式投資と比べ、銀行預金には多くの方が安全なイメージをもっているかと思います。しかし、元本が保証されるのは1,000万円まで。もしも銀行が破綻した場合は1,000万円までしか元本保証されます。それ以上大きな預金は保証の対象外ですので、失ってしまう可能性があります。

銀行預金は金利がつくのでお金を増やす資産運用の一つといえますが、問題は金利の低さです。金利だけで年間1万円を増やそうとすると元本は10億円以上必要です。10億円以上の銀行預金があってはじめて1万円増やすことができます。

1,000万円以上は元本保証されない銀行に10億円以上を預け、年間1万円のリターンを得る。常識的に考えればリスクとリターンが見合いません。

また、そもそもの本題である元本保証があるかという点では、1,000万円以上は元本保証なしのためNGです。

銀行預金は元本保証されない(1,000万円以下のみ保証される)

資産運用その4.保険は元本保証される?

国債もダメ、株式もダメ、銀行預金もダメときました。では保険はどうでしょうか?

終身保険や個人年金保険といった貯蓄型の保険は、数十年の積み立てで支払い続けた保険料が、払込期間終了後に解約すると払い戻される(解約返戻金が返ってくる)仕組みです。しかも払い戻されるときにはお金が増えている可能性があります。

元本保証のように聞こえますが、ポイントは2つです。

1つ目は、解約返戻金は払込総額を上回ることもあれば下回ることもあるということです。下回ってしまえば元本割れです。

保険会社は加入者から預かった金額を運用して増やします。この運用がうまくいけばお金が増え、解約返戻金は払込総額を上回ります。逆に運用に失敗すれば解約返戻金は払込総額を下回ることがあります。払ったお金が返ってこない(増えない)と聞くと不誠実に感じるかもしれませんが、保険会社は魔法のようにお金を増やせるわけではありません。解約返戻金は必ず払込総額を上回ると言い切れない(元本保証とは言えない)のです。

2つ目は、保険会社も営利企業であり経営破綻の可能性があるということです。政府や銀行と同様に、破綻してしまっては元本保証どころではありません。保険料運用の成否と同じく、経営の成否も元本保証か元本割れかを左右する要因となります。

貯蓄型保険も元本保証ではない

 

債権、株式、預金、保険といったメジャーな金融商品がいずれも元本保証でないことがわかりました。ここまでの結論として「お金を投じてお金を増やす」という資産運用において、元本保証は存在しないということがお分かりいただけたかと思います。

やはり

リスクのない(=元本保証がある)投資は存在しない!リターンにはリスクが付きもの!

という見解は正しいと言わざる得ません。

結論:資産運用に元本保証はない

元本保証で資産運用したい気持ちはわかりますが、そんなうまい話はありません。リスクとリターンは表裏一体ということを理解しましょう。リスクを把握してお金を投じ、経済的なリターンを得ることが資産運用なのです。

補足:「お金を残す(貯める)」方法はたくさんある

ここまで見てきたように「お金を増やす」という資産運用においては元本保証は存在しないことがわかったと思います。やはり、リターンのためにはリスク(元本減少の可能性)を受け入れる必要があります。

しかし、「お金を残す(貯める)」ことであればリスク(元本減少の可能性)を避けて実施できます。しかも、知識と知恵によって効率的にお金を残す(貯める)こともできるのです。

例えば、手軽にできるお金を残す(支出を減らす)方法として

  • ふるさと納税する(節税)
  • Paypayを使う(キャッシュレス還元)
  • 格安スマホに切り替える(通信費削減)

などがあります。

この3つだけで年間数万円の支出が減ります。しかも、この3つをやるためには1日あれば十分です。

たった1日だけで年間数万円の支出を減らすことができるのです。一度やってしまえば継続的に支出を減らす仕組みが完成し、手元に残るお金が積み上がって増え続けることになります。

「お金を残す(貯める)」方法は他にもたくさんあります。情報を集めて知恵を絞り、効率的にお金を残す(貯める)ノウハウを身につけていきましょう。あなたのノウハウで手元に残したお金が資産運用の元本となるのです。

お金を残すことも大切!

まとめ

今回は「元本保証で資産運用をしたい」という声を受け、元本が保証される金融商品はあるのか?というテーマで解説してきました。結論で述べたように、残念ながら資産運用において元本保証は成立しません。リスクをとってこそリターンがあります。

しかし、資産運用のための元本(原資)を効率的に貯める方法はたくさんあります。

存在もしない元本保証型の金融商品を血眼になって探すのではなく、いかにして元本(原資)を貯め続けていくかということに意識を向けるようにしましょう。

コツコツとお金を手元に残す(貯める)。そうして貯めた元本はリスクを受け入れて投資していく。

資産運用とはそういうものなのです。

リスクをとらずにリターンを求めるような楽な方法はありません。コツコツと地道に長期・分散・積立で資産を大きくしていきましょう。

資産形成に成功するための3つのルール!長期・分散・積立が大切な理由【初心者向け】資産形成に成功するための3つルールである『長期・分散・積立』の大切さを解説します。とくに初心者投資家の方はリスクを軽減するための根本をしっかり理解し、投資原則として活用しましょう。...
積立投資で資産を増やそう

投資信託をはじめるなら
マネックス証券


✔  国内外の投資信託が充実!!
✔  スマホアプリで積立投資!!
✔  最短3分で口座開設申込み!

くわしく見る

初心者におすすめの証券会社
  • SBI証券

    SBI証券[旧イー・トレード証券]
    ネット証券口座開設数No.1!安心のSBIグループでスマホアプリの使いやすさも抜群!
  • マネックス証券

    初心者でも高度な分析ができる『銘柄スカウター』が大人気!米国株の取扱銘柄はダントツ!
  • DMM株(DMM.com証券)

    【DMM 株】口座開設
    業界最安レベルの売買手数料!コストを重視するならダントツでおすすめの証券会社!