投資信託

代表的な株価指数をまとめて理解しよう【初心者向け】

こんにちは、マネエビス編集部です。

今回は株価指数について見ていきたいと思います。日経平均、TOPIX、NYダウ、S&P500といったメジャーな指数をはじめ、知っておくと役立つ代表的な株価指数をご紹介します。

指数を理解しておくと、市況や景気動向のおおまかな方向性をチェックすることに役立ちます。また、インデックス型の投資信託やETFでは必ずベンチマークになんらかの指数が使われています(インデックスは「指数」という意味です)ので、投資信託やETFを買うときには、どの指数と連動しその指数の意味するところを知っておく必要があります。

市況の理解だけではなく実際に投資する商品(インデックス型の商品)を吟味するためにも、指数の理解は欠かせません。

 

でも、指数ってたくさんあって覚えるのが大変そう。。

という方も安心してください。すべの指数を覚える必要はありません。まずは新聞やネットニュースなどで広く使われている代表的な指数だけで十分です。

この記事で知ってほしいこと
  • 指数は便利であるということ
  • 代表的な株価指数の意味
  • 株価以外の重要指数

それでは早速見ていきましょう。

これだけは覚えておきたい代表的な株価指数

まずは代表的な株価指数を紹介します。株式投資をする上で最低限必要なものに絞っています。日本の株式市場だけではなく、海外市場の指数もありますが、ここで取り挙げる指数の名前と意味は必ず覚えておくようにしてください。

日経平均(日経225)/ 日本

日経平均(正式名称:日経225)はテレビや新聞でたびたび見聞きしますので、われわれ日本人にとっては最も馴染み深い株価指標だと思います。

では、この「日経平均」の意味を説明できますか?

案外説明できない方が多いのも日経平均という指数の特徴です。

日本経済新聞社が選んだ225社

日経平均は、日本経済新聞社が選ぶ225社の株価の単純平均です。つまり、基本的には225社の株価を足して225で割って求めたものと理解してください。(厳密には株式分割などの影響を考慮して計算されています)

大企業トップ225社「ではない」

この225社は東証一部に上場している、いわゆる大企業が中心です。ただし、規模の大きな順に並べた上位225社というわけではありません。225社の選定においては、日本経済全体の動向をできるかぎり反映できるように、各産業(自動車、銀行、機械、食品、医薬品、サービスなどの36産業)から数社ずつピックアップされた企業群で構成されています。

値がさ株の影響を受けやすい

また、日経平均は225社の株価の平均ですので、値がさ株と呼ばれる大きな金額の株式の株価変動の影響を受けてしまう側面があります。ファーストリテイリングや任天堂といった値がさ株の株価が日経平均を大きく動かすこともあるわけです。このことはしっかり理解しておきましょう。(後述のTOPIXはこうした値がさ株の影響を排除したものとなっています)

銘柄の入れ替えもある

先ほど説明したように構成企業を選定しているのは日本経済新聞社です。産業の趨勢や企業自体の業績などを考慮し、構成銘柄は定期的に入れ替えが行われるということも知っておきましょう。

銘柄入れ替えは毎年10月1日に実施され、1ヶ月ほど前に入れ替え銘柄が発表されます。2018年は古川機械金属を除外してサイバーエージェントを追加、2019年は東京ドームを除外してエムスリーを追加しています。定期入れ替え以外では、MBOや業績不振などの理由で日経平均銘柄が上場廃止になった場合にもその都度新規銘柄が採用されます。

ちなみに、日経平均に採用されると知名度や流動性が高まり、株価が大きく値上がりすることがあります。そのため、毎年10月の定期入れ替えで新規採用されそうな銘柄には事前に思惑買いが入るケースもあります。

TOPIX(トピックス)/ 日本

正式名称である東証株価指数(Tokyo stock price index)は通称TOPIXと呼ばれています。

TOPIXは東証一部上場株の時価総額の合計を求め、基準日である1968年1月4日の時価総額を100とした場合の増減を見る指数です(これを時価総額加重平均と呼びます)。日経平均と並び、日本経済の動向を見るための代表的な指標です。

TOPIXは過去の基準日に対する変動を見る指標ですので、単位は円ではなく「ポイント」を使用します。先週とくらべてTOPIXが10ポイント上昇した、という使われ方をします。

NYダウ / 米国

NYダウ(ニューヨークダウ)は、米国の代表的な株価指標でS&Pダウ・ジョーンズインデックスが算出しています。概念としては日経平均と似通っており、米国の各業種の代表銘柄から選出された30銘柄の株価を単純平均することで求められます。そのため、値がさ株の影響を受けやすい点など日経平均と同じような特徴を持っています。

1896年に発表されて以来100年以上の歴史を持つNYダウは、現在でも米国の経済動向を表す最も重要な指標です。

ちなみにNYダウの正式名称は「ダウ・ジョーンズ工業株価平均」です。

S&P500 / 米国

S&P500はNYダウと同じくS&Pダウ・ジョーンズインデックスが算出している株価指数です。米国企業の代表的な500銘柄の株価を基に、TOPIXと同じく時価総額加重平均で求めます。TOPIXの基準が1968年1月の時価総額を100とされているのに対し、S&P500は1941年から43の平均を10としてという基準とし、以降の変動をみています。

S&P500はNYダウと比較すると対象企業数が多く、500銘柄で米国株式市場全体の時価総額の約80%をカバーしています。そのため米国経済全体の動向をより正確に表しているという意見もあります。

S&P500は世界中の投資信託やETFでベンチマークとして採用されており、世界で最も注目度の高い株価指標と言えます。

NASDAQ総合 / 米国

NASDAQ総合指数は、米国NASDAQ市場に上場する約3,000銘柄すべての株をS&P500同様に時価総額加重平均で求めます。

NASDAQ市場は新興企業(ベンチャー、スタートアップ)やハイテク関連銘柄が中心の市場であるため、NASDAQ総合指数は全体としてグロース株の動きを示す指標となります。アップル、アマゾン、グーグル、フェイスブック、マイクロソフトなど世界トップクラスの時価総額を誇るこれらの企業はいずれもNASDAQ市場に上場しています。

S&P500同様、NASDAQ総合指数も米国新興企業の成長に連動する投資信託やETFでベンチマーク指標に用いられています。基準日は1971年2月5日を100としています。

ラッセル指数 / 米国

ラッセル指数は米国ラッセルインベストメント社が算出している指標です。NYダウやS&P500が大型株をカバーしているのに対し、ラッセル指数は米国株式市場全体または小型株をカバーする指標となっています。そのためS&P500のパフォーマンスと比較されることがよくあります。

ラッセル指数には複数の種類があり、特にラッセル3000とラッセル2000が有名です。ラッセル3000は米国の株式市場に上場しているすべての企業のうち時価総額上位3000銘柄を、ラッセル2000は上位1001位から3000位までの2000銘柄を基に算出されており、計算方法は時価総額加重平均です。日経平均やNYダウが業種別に重要な企業をピックアップして構成されるのに対し、ラッセル指数はシンプルに時価総額順の上位を使用しているということです。

したがって、ラッセル3000は米国株式市場全体の動きをカバーする指標であり、ラッセル2000は小型株をカバーする指標となっています。(ラッセル2000は米国上場企業の時価総額の10%程度をカバーします)。

ちなみに、過去の米国市場のパフォーマンスでは大型株よりも小型株の方が優れていたというデータがあります。もしあなたが将来も同様の傾向にあると考えた場合は、S&P500やラッセル3000よりもラッセル2000をベンチマークとする投資信託やETFを買ったほうが良いということになります。

また米国政府が中小企業の成長を後押しする政策を打ち出したときにラッセル指数は一段と注目を集めます。(トランプ政権下ではラッセル2000に注目すべきだという記事もあるようです)

米国市場を投資対象とした多くの投資信託やETFでベンチマークとして使用されています。

上海総合株価指数 / 中国

上海総合株価指数は、上海証券取引所の市場全体の動きを表す指数です。算出対象はA株(中国本土の投資家または適格海外機関投資家のみ取引可能)とB株(中国本土以外の投資家でも取引可能)で構成されており、時価総額加重平均で求めます。基準日は1990年12月19日を100としています。

香港ハンセン株価指数 / 中国

香港ハンセン株価指数は、香港市場全体の動きを表す指数で代表的な33銘柄の時価総額加重平均で求めます。TOPIXの香港市場版と考えて良いです。基準日は1964年7月31日を100とています。

われわれ日本人が外国株の個別銘柄を買いたい場合、米国株と比べて中国株はまだまだ情報量や購入手段が限定的です。そのようなときの代替策として、上海総合株価指数や香港ハンセン株価指数をベンチマークとする投資信託やETFを購入するのもひとつの手段です。

 

ここまでをまとめると、覚えておきたい指数は次のようになります。

地域 指数
日本 日経平均、TOPIX
米国 NYダウ、S&P500、ラッセル指数
中国 上海総合、香港ハンセン
まずはこれらの株価指標を覚えておけば十分です。
これくらいなら覚えられそう!

これも覚えておこう

指数ではないもののMSCIFTSEという単語は覚えおくと便利です。

MSCIは米国MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)が算出している指数の総称です。MSCIには、米国をはじめとした先進国のほか新興国などを含む世界中の市場を対象とした指数が揃っています。FTSEは英国FTSEグループが算出している指数の総称で、MSCI同様に世界中の市場を対象とした指標を揃えています。いずれも世界の市況をつかむための株価指数の算出を行っている企業です。

世界中の投資信託やETFでこれらの会社が発表している指数が活用されています。例えば、全世界に資産を分散するように投資するインデックス型の商品は、【MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス】という指標に連動するように設計されていることが多いです。日本で人気の高いeMAXISシリーズのeMAXSIS Slim全世界株式でも同指標をベンチマークとしています。

証券会社各社で販売されている投資信託やETFは、商品名こそ違えど調べてみると同じMSCIの指標をベンチマークとして使っていた、なんてこともよくあります。そういう場合は、同じベンチマークであれば手数料が安い投資信託を買ったほうが良いということです。

投資信託やETFは商品概説明に必ずベンチマーク指標が記載されています。購入前には必ずチェックするようにしましょう。

まとめ

今回は代表的な株価指数についてまとめて説明しましたが、いかがでしたか?

ここで紹介した代表的なもの以外にも世界中でたくさんの指数が存在します。すべての指数を覚える必要はありませんが、新しい指数に出会った時には、必ずその内容を理解するようにしてください。

指数を理解することには次のようなメリットがあります。

指数を理解すると
  1. 指数を見るだけで大まかにそのマーケットの動きや方向性がつかめるようになる(大局的にマーケットを見ることができる)
  2. 投資信託やETFがベンチマークしている指数をチェックし、投資判断の材料にすることができる

とくに②は初心者投資家にとってはとても大切なことです。例えば【全世界株式】という名前ついた投資信託を目にしたとき、盲目的に「世界の株を買ってくれる投信なんだ」で納得するのは良くありません。具体的にはどういった基準で、どんな株に投資していく商品なのかをしっかり見極めるためにもベンチマークとしている指数を理解することが大切です。

 

この記事では代表的な指数の紹介のみですが、これをきっかけにご自身が保有している投資信託のベンチマーク指数を再度チェックしてみてはいかがでしょうか?

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